適職探し情報日記

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アパート経営のアレコレ

この間、ちょっと実家に帰ったら、両親が本当に憔悴しきっていて。

驚いてどうしたのか聞いてみたら、それは遺品の整理をどうするかということでした。
アパートを貸していた人が突然、亡くなったみたいで…。

プロに学ぶ遺品整理のすべて

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 両親は、部屋数は4つしかないんですが、アパートを所有しているんですね。

もともと、私たち子どもは4人兄妹なんで、それぞれが一人暮らしできるようにと蓄財の意味も兼ねて建てたらしいんですが、結局、子どもらはみな都内で働いたり、結婚して住んでたりして。

なので、賃貸にして老後の年金暮らしの足しにしていたので、「お母さんたちは先見の明がある。アパートを建てておいてよかったじゃない」とよく兄妹で話をしていたんですが、どうもそのアパートが問題らしいんです。

一人暮らし用と思っていた間取りですからそう大きくはなくて、住んでいる人はほとんど一人暮らしの方なんです。
そのうちのお一人が急病でお亡くなりになったらしくて……。
もちろん、賃貸ですが不動産会社を通して契約はしていたんですが、保証人も会社がやっていて、要するに、身内というか親戚やご家族がいらっしゃらないんですよ。

それまで家賃滞納したとか、問題は全くない方だったんでご本人以外と連絡とる必要なんかはなかったわけで、両親も驚いたらしいのですが。

何が困ったって、ご遺体は結局、会社関係の方で遠い親戚の方と葬儀などを取り仕切ってくださったみたいなんですが、問題は残されたアパートの一室です。

さして広くないアパートとはいえ、人が暮らしていたのですからそれなりに生活道具があります。
家電やら大きなものだけでなく、問題はもっと個人的というか……例えば下着とか、そういうものも処分しなくてはならないのですが、赤の他人である両親からしてみれば、タンスを開けることさえ気が引けるみたいで。

それが、亡くなった方のものですからね……。
遺品というのは、どうにも、妙な体温みたいものを感じるところがあって、ひどく困惑する、と、両親が言うんです。
身内ならともかく、本当に困った、と。
でも、部屋を片付けてきちんと整理し、掃除の会社をいれない限り、次に貸せるわけがないわけですから。

すでに高齢の両親にとっては、本当に頭の痛い出来事だったようです。