適職探し情報日記

今は働く側が仕事を選べる時代!自分にぴったりの仕事と出会える様情報を発信していきます。

アパートの孤独死:立ち会い

不動産会社はすでに高齢の、75ぐらいの住人だけに心配だから立ち会いのもとでドアをあけて中を確認してほしい、と言われて、正直、困惑しました。
大家さんといっても、不動産会社が何もかもやってくれるのだと思い込んでいたもんですから……。

ともかく、主人は仕事もあることだし、私が不動産会社の人に言われるままに立ち会いをしたんですが。

正直、もう、ドアをあけたときに、わかりました。
だから、すぐに不動産会社のほうで警察などに連絡をとって、いろいろ対応はしてくれたんですけどね。

あれは、非常に、なんというか、嫌な、といったら亡くなった人に申し訳ないのですが、本当にあまり体験したくないものですね……。
もっとも、不動産会社の人は、「高齢化の世の中だから、こういうことはわりとよくあるんですよ」と言ってましたが。

 

孤独死を防ぐ―支援の実際と政策の動向

孤独死を防ぐ―支援の実際と政策の動向

 

 


要するに、孤独死、というものですね。
うちの両親があまりこだわらず、お年寄りで身寄りがなく家を借りれないという人に同情的だっただけに、この方も保証人とか連絡先とかがなくて。
唯一の連絡先が仕事先だったんですけど、こちらも仕事といってもパート先ですから、ご本人のことは知っていても、身内のことまでよくわからない状況でした。

本当に困りました。
ご遺体はともかく、市に連絡したりして対応してもらったんですが、とはいえアパートの中を整理しなくてはなりません。
一人暮らしのおばあさんでしたが、私は会ったことがないのですが、不動産会社の人の話では、きちっとした人で、身じまいなんかも気を遣っていた、しっかりした人でしたとのことでしたが、確かに、部屋の中は整然と片付けられていましたし、きれいにも使っていただいていたようで、そういう意味ではありがたかったのですが、そうは言っても、私物というか、故人の生活道具がありますから、それら遺品の整理をどうしたらいいのか、途方に暮れました。